二重窓にして後悔?失敗しないためにはどうする?
2025.02.28

二重窓にして後悔する人も少なからずいます。
この記事では、そんな二重窓で失敗しない方法や考え方を紹介していきます。
二重窓リフォームの失敗例

二重窓にリフォームするなら、失敗はしたくないでしょう。
ここでは、よくある失敗例を紹介していきます。
設置する範囲を間違えて効果を実感できなかった
二重窓の効果は、設置する窓の数が増えるほど高いです。
しかし、1か所だけ設置した場合、期待していたほどの断熱効果や防音効果を実感できずに後悔するケースがあります。
特に、リビングだけに設置したものの寝室や他の部屋が寒いままで、結局追加工事が必要になったという声も少なくありません。
後悔しないためには、最初から複数の窓に設置することを検討し特に寒さを感じやすい部屋や騒音が気になる部屋から優先的に導入するとよいでしょう。
開け閉めが面倒になってしまった
二重窓を設置すると窓を開け閉めする際に2回操作する必要があるため、普段から頻繁に窓を開ける場所に設置すると不便に感じることがあります。
特に、ベランダに出るための窓や換気のためによく開ける窓に設置すると、ストレスを感じる原因になります。
対策としては、開閉の頻度が低い窓(寝室やリビングなど)から優先的に設置するのがおすすめです。
また、開閉の手間を軽減する設計の二重窓もあるため、商品を選ぶ際にチェックするとよいでしょう。
掃除が大変になってしまった
二重窓を設置すると、窓の枚数が増えるため、必然的に掃除の手間も増えます。
特に、窓と窓の間のスペースやサッシの溝にホコリや汚れが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。
また、外窓の内側部分に結露が発生しやすくなることもあり、これが手入れの負担になることもあります。
掃除の手間を減らすためには、汚れがつきにくい加工が施されたフレームを選んだり、こまめに換気を行い結露を防ぐことが大切です。
価格を優先しすぎて期待した効果が得られなかった
価格を抑えるために最も安いタイプの二重窓を選んだ結果、断熱や防音の効果が十分に得られずに後悔するケースもあります。
たとえば、ガラスの種類やサッシの材質によって性能が大きく異なるため、コストを重視しすぎると本来の目的が達成できない可能性があります。
後悔しないためには、価格だけでなく断熱性能や防音性能などの機能面をしっかり確認し、自分の住環境に適したものを選ぶことが重要です。
二重窓とペアガラスの違いを理解していなかった
二重窓とペアガラスを同じものと勘違いし、設置後に「思っていたのと違う」と感じる人も少なくありません。
二重窓は、既存の窓の内側にもう1枚窓を設置するもので、見た目が大きく変わります。
一方、ペアガラスは1つの窓枠に2枚のガラスを組み込んだもので、見た目はほとんど変わりません。
事前に二重窓とペアガラスの違いをしっかり理解し、自分の目的に合ったリフォームを選ぶことが大切です。
二重窓リフォームで失敗しないためには?

二重窓リフォームで失敗しないためには、どうすれば良いのでしょう。
ここからは、そんな二重窓で失敗しないようにする方法について解説していきます。
価格だけで選ばず、設置箇所や製品選びにこだわる
リフォーム費用を抑えるために「安価な製品を選ぶ」「とりあえず1か所だけ設置する」などの妥協をすると、思ったような効果が得られずに後悔する可能性があるでしょう。
たとえば、断熱性や防音性はガラスの種類やサッシの素材によって大きく変わります。
価格だけで選ぶと、せっかく設置したのに「結局寒さが改善されなかった」「騒音が気になるまま」と感じてしまうかもしれません。
また、1か所だけ設置した場合、「他の部屋との差が激しく結局追加工事が必要になった」というケースもあります。
対策:
- 価格だけでなく「防音」「断熱」「防犯」など、目的に合った機能を持つ製品を選ぶ
- 効果を最大化するために、複数の窓に設置することを検討する
本当に対策したい部屋を決める
二重窓の性能は、「どこに設置するか」で大きく変わります。
リビングや寝室など、長時間過ごす部屋はもちろん、騒音が気になる道路側の窓や冷気が入り込みやすい北側の窓に優先的に設置すると、より効果を実感しやすくなるでしょう。
また、製品によっては「断熱性能が高いもの」「防音性能が優れたもの」「防犯対策向けの強化ガラス」などの違いがあるため、目的に応じて最適な種類を選ぶことも重要です。
対策:
- 「寒さがつらいのか」「騒音を防ぎたいのか」を明確にする
- 部屋ごとに最適なガラスやサッシの種類を選ぶ
費用を抑えるために「補助金」を活用する
高性能な二重窓を選ぶとそれなりの費用がかかりますが、多くの自治体では補助金制度を利用できます。
例えば、2024年現在、東京都では「既存住宅における省エネ改修促進事業」として最大100万円の補助金が支給される制度があります。
自治体によっては、複数の補助金を併用できる場合もあるため、リフォーム業者に相談しながら対象となる制度を確認するのがおすすめです。
ただし、補助金を受けるには「リビングのすべての窓を二重窓にすること」や「一定の断熱性能を満たす商品を使うこと」などの条件があることも多いです。
対策:
- 施工業者と相談し、利用できる補助金を確認する
- 補助金対象となる商品・施工内容を選ぶ
掃除や開閉の手間を理解しておく
二重窓を設置すると、窓が増えるぶん掃除の手間も増えます。
特に、窓と窓の間のスペースやサッシの溝にホコリや汚れが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。
また、二重窓は開け閉めが2回になるため、頻繁に窓を開ける場所に設置するとストレスを感じることもあります。
対策:
- 掃除の負担を減らすために、汚れがつきにくい加工がされた製品を選ぶ
- 頻繁に開閉する窓は、二重窓ではなくペアガラスなど別の方法も検討する
まとめ

二重窓は、断熱効果や省エネにも効果的です。
リフォームするならぜひ、失敗のないよう対策を打ちましょう。
参考URL二重窓は後悔する!?リフォームで失敗しないために知っておきたいメリット・デメリット|Onnela(オンネラ)
二重窓(内窓)リフォームでよくある後悔&よかったことは?失敗しないための5つの対策もご紹介|リショップナビ