2024年は窓リフォームの補助金がすごい!

2024.03.24

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2050年のカーボンニュートラルに向けた取り組みとして、環境省が窓リフォームの補助金を出しています。

この記事では、そんな2024年の補助金について解説していきます。

先進的窓リノベ2024事業

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先進的窓リノベ2024事業は、既存住宅の断熱性能を向上させるための取り組みです。

ここでは、そんな先進的窓リノベ2024事業について解説していきます。

補助の対象住宅や金額の上限は?

先進的窓リノベ事業は、既存住宅の開口部(窓など)の断熱性能を向上させる工事を対象としています。

具体的には、補助対象となるのは人が居住する住宅であり、店舗や施設などの用途に使用されている建物は対象外です。

補助額の上限は200万円/戸で、窓の性能や大きさ、設置方法に応じて定められています。

対象者は住宅所有者などの工事発注者であり、補助を受けるためには事務局に登録を済ませたリフォーム事業者が申請手続きを行わなければなりません。

申請手続きはリフォーム事業者に委託されるため、所有者が直接手続きを行うことはありません。

補助金の還元方法は、補助事業に係る契約代金に充当するか、現金で支払うかの二つの方法があります。

また工事の着手期間は2023年11月2日以降であり、交付申請期間は2024年3月中下旬から予算上限に達するまでです。

※申請の締め切りは遅くとも2024年12月31日までです。

対象となる窓工事は?

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先進的窓リノベ2024事業では、既存住宅の窓の断熱性能を向上させるための6つの工事が補助対象となります。

工事としては下記の通りです。

・ガラス交換

・内窓設置

・外窓交換(カバー工法)

・外窓交換(はつり工法)

・ドア交換(カバー工法)

・ドア交換(はつり工法)

ガラス交換は、既存窓のガラスを複層ガラス等に交換する工事です。

必要性能としては、戸建低層集合住宅、中高層集合住宅共に熱貫流率Uw1.9以下となります。

内窓設置は、既存窓の内側に新しい窓を設置する工事です。

こちらも必要性能としては、戸建低層集合住宅、中高層集合住宅共に熱貫流率Uw1.9以下となります。

外窓交換のカバー工法は、既存の窓を残して新しい窓で覆う工事です。

こちらは戸建低層集合住宅の熱貫流率がUw1.9以下、中高層集合住宅が熱貫流率Uw2.3以下となります。

外窓交換のはつり工法は、既存の窓を取り除いて新しい窓に変える方法です。

必要性能としては、戸建低層集合住宅、中高層集合住宅共に熱貫流率Uw1.9以下となります。

また、窓交換以外にもドア交換でもこちらの補助金を使うことが可能です。

※ 熱貫流率はK値とも呼ばれ、建物の壁や窓ガラスなどの熱の伝わりやすさを表す値です。具体的には、壁の両側の空気温度に1度の差があるときに、1時間あたりに壁1平方メートルを通り抜ける熱量を示します。この値が小さいほど、建物の部位からの熱の逃げやすさが低くなります。

よくある質問

ここからは、先進的窓リノベ2024事業でよくある質問についてご紹介していきます。

Q.二世帯住宅の窓をリフォームする場合2戸として申請できますか

A. 二世帯住宅でも、戸当たりの補助上限(200万円)を超えない限り、1戸の住宅として申請が可能です。ただし、補助上限を超える場合は、2戸であることを確認するため、図面などの追加書類が必要です。住宅の戸数は、内部の構造によって算定され、自由に行き来できる場合は1戸、独立性が高い場合は2戸として扱われます。

Q.外側と内側の窓をリフォームした場合、両方申請できますか

A.それぞれ要件を満たす工事であっても、同一の開口部に行った工事の場合はそれぞれに交付申請を行うことができません。

子育てエコホーム支援事業

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子育てエコホーム支援事業も窓リフォームの補助金を申請できる制度です。

ここからは、そんな子育てエコホーム支援事業について解説していきます。

金額の上限は?

金額の上限は、リフォームの場合1戸あたり最大で20万円となっています。

ただし、子育て世帯・若者夫婦世帯であれば上限は30万円、既存住宅の購入を伴う場合上限は60万円です。

対象となる工事

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対象となる工事は、下記の通りです。

ガラス交換:既存窓を利用し、複層ガラス等に交換する工事となります。

内窓設置:既存窓の内側に新たな窓を設置するか、既存の内窓を取り除いて新たな内窓に交換する工事です。ただし、外皮部分に位置する既存外窓(ドア)の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限ります。

外窓交換:既存窓を取り除き、新たな窓に交換する工事です。または、新たに窓を設置する工事となります。

ドア交換:既存のドアを取り除き、新たなドアに交換する工事です。または、新たにドアを設置する工事となります。

いずれも断熱リフォームで、省エネ基準レベルまたは、ZEHレベルである必要があります。

よくある質問

ここからは、子育てエコホーム支援事業でよくある質問についてご紹介していきます。

Q.他の補助金と併用できますか

A. 一般的に、本事業と重複する国の他の補助制度との併用は原則として認められません。ただし、地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものを除き、併用が可能です。

Q. 先進的窓リノベ2024事業との違いは

A.先進的窓リノベ2024事業は、窓の断熱改修工事に特化しており求められる性能と補助額が高いです。対して、子育てエコホーム支援事業は省エネ化を含む幅広いリフォームに適用が可能です。

まとめ

2024年は、窓リフォームの補助金が充実しています。

この機会に一度検討してみてはいかがでしょう。

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マンション向け補助金説明動画

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