窓からの転落事故を防ぐためには?

2024.06.20

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子供の窓からの転落事故が増えています。

この記事では、そんな窓からの転落事故を防ぐための工夫について解説していきます。

どんな子供の転落事故が起きているのか

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こどもの転落事故は、一人で歩き始める1歳から2歳ごろに増加し、3歳から4歳で最も多く発生しているようです。

この時期の子どもは好奇心旺盛で活発に動き回りますが、危険を判断する能力がまだまだ未熟です。

事故の例としては、窓枠や出窓に座って遊んでいるときに網戸が外れて転落したり、ベランダで置いてあった物を足場にして手すりを乗り越えたりすることが挙げられます。

また、保護者が1階にいる間に2階から転落するケースも多いです。

夏の始まりに窓からの落下事故はよく起こる

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初夏から秋にかけて転落事故が増える理由は、気温が上昇し窓を開ける機会が増えるためです。

温暖な気候により、室内の換気や涼を取るために窓を開放することが多くなり、これが転落事故の増加に繋がります。

ただし、冬や春でも転落事故は発生します。

たとえ窓を開ける機会が少なくても、ささいな行動やタイミングの悪さが原因で事故は起きます。

季節に関係なく、窓やベランダのある部屋では子どもだけで遊ばせないようにし、施錠を徹底することが重要です。

窓からの落下の具体的事例は?

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窓からの転落事故の具体例には以下のような事例があります。

【事例1】

7歳のこどもが部屋で一人で遊んでいる際に、窓枠に腰かけて網戸に寄りかかり、網戸が外れて5メートル下のコンクリートに転落しました。

こどもは全身打撲で、肝損傷の疑いがあり、約2日間入院しました。

【事例2】

1歳のこどもがソファによじ登り、窓の網戸を突き破って3メートル下の芝生に転落しました。

病院で明らかな外傷は見られませんでしたが、経過観察のため入院しました。

窓からの転落事故を防ぐには

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窓からの転落事故を防ぐには、いくつかの工夫が必要です。

ここからは、そんな工夫を6つご紹介していきます。

窓の近くに物を置かない

窓のそばにソファやベッドを置くと、子供が登って転落する危険性があります。

窓周りには登れるものを置かないようにし、軽い家具は子供が動かせないように工夫しましょう。

補助錠の取り付け

窓に補助錠を取り付けることで、二重ロックにすることができます。

子供が手の届かない位置に補助錠をつけ、勝手に開けられないようにしましょう。

ツマミが取り外せるタイプがおすすめです。

窓や網戸、ベランダの点検

網戸や手すりの劣化がないか定期的に点検しましょう。

軽い力でも網戸が外れるリスクがありますので、しっかりと確認することが重要です。

子供だけで部屋に残さない

短時間でも子供だけで部屋に残すのは危険です。

保護者がいないと気づいた子供が不安になって家中を探すことがあり、転落事故が発生することがあります。

外出する際は必ず子供を連れて行きましょう。

危険行動をさせない

窓や網戸に寄りかかったり、窓枠や出窓に座るなどの行動を子供にさせないよう注意してください。

危険な行動をしようとしたときにはその場で指導しましょう。

危険性を教える

3〜4歳の子供には、窓やベランダのそばで何をしてはいけないのか、転落の危険性を普段から教えておくことが大切です。

理解力があるこの年齢の子供に対して、具体的な危険を話しておくと良いでしょう。

転落防止に補助金が出る?

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国土交通省は、マンションや賃貸住宅などの共同住宅に対して、子どもの転落防止や防犯対策のための「子育て支援型共同住宅推進事業」を実施しています。

この事業では、例えばベランダの手すりや窓に付く補助錠の設置、エアコンの室外機に登れないようにする柵の設置などに対し、最大100万円の補助金が支給されます。

詳細や申し込み方法については、国土交通省のホームページをご確認ください。

なお、応募期間は下記のとおりです。

令和6年4月1日(月)~令和7年2月28日(金)

※予算執行状況により前倒しでの募集終了になる可能性もあるため興味のある方は是非お早めにお願いします。

公式ホームページ: 住宅:子育て支援型共同住宅推進事業について – 国土交通省 (mlit.go.jp)

転落事故は起きるものと考えて先手を打つべき

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子供の不慮の事故を防ぐには、保護者が危険を先回りして考えることが重要です。

子供は親の姿が見えないと不安になり、ベランダや窓から外をのぞこうとして転落することがあります。

子供は頭が重いため、少し前に乗り出すだけでバランスを崩しやすいのです。

子供は危険を理解できないため、大人が予測して危険を遠ざける必要があります。

「事故は起きるもの」と考え、常に最悪のケースを想像し、事前に危険を取り除くことが大切です。

親が注意深く環境を見回し、危険の芽を摘み取ることで、事故を防ぐことができるでしょう。

参考URL
窓やベランダからの子どもの転落を防ぐ!効果的な7つの対策|HOME ALSOK研究所|ホームセキュリティのALSOK

子どもの転落防止のための取組みを支援!「子育て支援型住宅推進事業」(国土交通省) | 一般社団法人 日本産後ケア協会 (sango-care.jp)

ご注意ください!窓やベランダからのこどもの転落事故 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)

セコム|窓の鍵は大丈夫?幼児の転落事故を防ぐには|子どもの安全ブログ (secom.co.jp)

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