トリプルガラスの凄さは?

2024.02.21

画像出典元

窓ガラスを2重複層ガラスにすることで、断熱効果を得ることができますが3重の窓ガラスにすることでさらに大きな断熱効果を得ることが可能です。

この記事では、そんな3重窓であるトリプルガラスについて解説していきます。

トリプルガラスとは

画像出典元

トリプルガラスとは、3枚のガラスで構成された窓ガラスであり高い断熱性を誇る高機能な窓ガラスです。

窓ガラスをニ重にすることでも大きな断熱効果を実感することができますが、トリプルガラスはそんなニ重の窓ガラスの約4倍もの断熱効果が期待できます。

三重窓のトリプルガラスは、ガラスの層と空気の層が増加しているため熱が伝わりにくくかなりの断熱効果が期待できます。

実際に冷たい水と氷を入れた通常のガラスコップと、2重になって間に空気の層があるガラスコップを使い比べてみると冷たくもないですし、結露もしません。

二重でもかなりの効果を実感できるため、三重のトリプルガラスはさらに大きな断熱効果を実感することができるでしょう。

トリプルガラスで解決できる悩みは?

画像出典元

窓ガラスをトリプルガラスに変更することで、3つの窓ガラスに関する悩みを解決することが可能です。

ここからは、トリプルガラスで解決できる3つのことについて解説していきます。

寒さの解消

トリプルガラスは、冬の冷たい冷気を抑えて過ごしやすい環境を整えてくれます。

実際に単板の窓ガラスとトリプルガラスをサーモグラフィーカメラで見比べてみると大きな違いがあり、暖かい空気が外へ逃げないかつ、冷たい空気が外から入ってこないという高性能な特徴があります。

結露の解消

窓ガラスは、家の中でも1番薄く外気の影響を受けやすい場所です。

そのため結露が発生しやすく、真冬に室内で暖房を使うとひどい時には窓周辺がビチャビチャになるくらい結露が発生してしまうこともあります。

そんな悩みも窓ガラスをトリプルガラスに変えて、樹脂フレームに変えることで劇的に解消することができるでしょう。

暑さの解消

トリプルガラスは、寒さだけでなく暑さを解消することもできます。

太陽光の強い日差しが発する日射熱もブロックし、35度を超えるような暑い真夏でも窓自体が高温になることは無く、冷房を使っても少ない電気代で快適に過ごすことが可能です。

その他窓ガラスの種類

画像出典元

トリプルガラス以外にはどんな窓ガラスがあるのでしょう。

ここからは、その他窓ガラスの種類について解説していきます。

単板ガラス

単板ガラスは、文字通り1枚のみの窓ガラスを指します。

ちなみにこの単板ガラスは、断熱性が低いため現在では新築のお家に使われることはほぼありません。

複層ガラス

複層ガラスは、2枚のガラス板で構成された窓であり、単板ガラスよりも大きな断熱効果を得ることができます。

2枚になったガラスとガラスの間に空気の層を作ることで、断熱効果や遮熱効果が得られます。

Low-E複層ガラス

Low-E複層ガラスは、内側の中空層に特殊な金属膜がコーティングされた低放射性を持つガラスです。

遮熱タイプは日射熱を遮り、室内の暑さを抑える機能があり、断熱タイプは日射熱を取り込んで暖房熱を外に逃がさない機能が優れています。

どちらも室内の暖かさや涼しさを逃がさず、断熱性能が高いという共通点があります。

高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430」

画像出典元

YKK AP株式会社の高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430」は、2024年4月に発売10周年を迎えます。

この10年間で、商品ラインアップの拡充や提案・普及活動により、販売窓数が約10倍に増加し、寒冷地以外でも採用が広がっていきました。

さらに、断熱性能と日射熱取得率を向上させた新製品も発売され、窓の高性能化・省エネの推進が強化されています。

「APW 430」は、世界トップクラスの断熱性能とデザイン性を備えたトリプルガラス樹脂窓で、寒冷エリアだけでなく、異常気象や光熱費の高騰などから需要が拡大しています。

2025年には省エネ基準の適合義務化が予定されており、高断熱窓へのニーズが増加する見込みです。

また、新製品「日射取得型ダブルLow-Eトリプルガラス(クリア色)」は、高い断熱性能と日射熱取得率を両立させ、冬場の暖房費の削減に貢献します。

さらに、南面の日射熱コントロールで省エネ効果を最大化し、夏は日射熱を遮り、冬は日射熱を取り込むことで、室内環境の快適性と省エネ効果を両立させます。

YKK AP株式会社は、今後も高性能トリプルガラス樹脂窓の進化を続け、住宅の高断熱化とエネルギー消費の削減に貢献し続けるでしょう。

まとめ

トリプルガラスは、非常に断熱性の高い機能的な窓ガラスです。

このトリプルガラスへの取り替えは、比較的簡単な工事でリフォームができます。

結露や電気代が気になっている人は、ぜひ一度ご相談してみてはいかがでしょう。

おすすめコラム記事