玄関ドアで防犯対策!効果的な方法は?

2024.01.30

画像出典元

玄関は空き巣の侵入口のひとつでもあります。この玄関ドアに防犯対策を施すことで空き巣被害を未然に防ぐことが可能です。この記事では、そんな玄関ドアの防犯対策について解説していきます。

玄関の防犯チェックポイントは?

画像出典元

玄関の防犯対策の前に、ご自宅の玄関が防犯に強くなっているのかを確認しておきたいところです。

そんな玄関の防犯チェックポイントをご紹介していきます。

玄関が周りからよく見えない

庭木や高い塀で周りからよく見えなくなっている玄関は、空き巣の被害に合う可能性が高まります。

そのため茂りすぎた庭木は定期的に手入れし、できることなら低木に変えると良いです。

高すぎる塀は適切な高さに調整し、スリットや半透明パネルのものにすると良いでしょう。

また、施錠ができるタイプの門扉を導入することでも侵入の抑制になります。

さらには、建物と塀の間に砂利を配置することで防犯性を一層向上させることができます。

鍵がドアに2つ以上付いている

住宅に侵入することを、空き巣にあきらめさせる防犯ポイントとして鍵がドアに2つ以上付いているということが挙げられるでしょう。

鍵が2つ以上ドアに付いていると、泥棒にとって手間と時間がかかるということを容易に想像させることができるため諦める確率が高くなります。

ガードプレートを使用しているか

玄関ドアを施錠した状態で扉と枠の間からかんぬきが見えている場合、隙間を埋めるガードプレートを付けておくと良いでしょう。

見えた状態だと、バールやドライバーなどの工具でこじ開けられてしまう可能性もあるため注意が必要です。

玄関周りにライトが設置してあるか

玄関周りに人感センサー付きのライトを設置することも非常に有効な防犯対策です。

夜に玄関の周りが真っ暗で見えづらい場合、空き巣に狙われやすくなります。

そのため、玄関周りに人を感知して光るライトを設置しておくと目立つため空き巣が入りにくい環境を作ることができると言えるでしょう。

主な空き巣の手口

画像出典元

空き巣はどんな方法で、家の中に侵入してくるのでしょう。

ここからは、そんな空き巣の手口について解説していきます。

ピッキング

ピッキングは、鍵穴に対してピックと呼ばれるような工具を差し込み、鍵を全く破損させないように解錠してしまうテクニックです。

特にシリンダー錠やインテグラル錠は、空き巣に遭いやすいとも言われています。

サムターン回し

サムターン回しは、針金状の特殊工具を使用して、複数の侵入手口でドアの内側にあるサムターンつまみを外側から操作し、解錠する方法です。

具体的な手口には、サムターン周辺に穴をドリルで開けたり、ドアの隙間や郵便受けの差し込み口を利用する方法があります。

また、ドアスコープを外したり、防犯性の低いガラス窓から手や工具を差し込むケースも存在します。

カム送り

カム送りはシリンダーのリングを浮かし、特殊な工具を使って錠本体を攻撃して解錠する手口であり、古い住宅で見られます。

これは現在ほとんど入手できないものばかりですが、築年数が古く、鍵の交換が長い間行われていない場合は、鍵屋さんに確認することが重要です。

効果的な玄関ドアの防犯対策は?

画像出典元

空き巣被害に遭わないためには、玄関ドアの防犯対策が重要です。

ここからは、効果的な玄関ドアの防犯対策について解説していきます。

ピッキング対策

ピッキング対策としては、ピッキングに強い鍵への変更やワンドアツーロックの採用などの対策が有効です。

これらの対策により、高度なピッキング技術を持つ泥棒による解錠時間を増やし、結果セキュリティを向上させることができます。

ピッキングに強い鍵としては、鍵穴のないカードキー、電子ロック、ディンプルキーなどがおすすめされています。

ちなみにワンドアツーロックは1つのドアに複数の鍵がついており、開ける手間と時間を増やして防犯性を向上させることが可能です。

サムターン回し対策

サムターン回しによる侵入対策としては、サムターンカバーやドアポストカバーの使用、外れないドアスコープへの交換、鍵の数増加などが考えられます。

特に手軽な対策としては、ペットボトルや空き缶を用いて作成できるサムターンカバーがあり、これを導入することもおすすめです。

カム送り対策

カム送り対策としては、鍵のケース部分を対策品に交換したり、防止金具(スペーサー)を取り付けたり、補助鍵を設置するなどがあります。

特にカム送りの原因となる鍵のケース部分に問題がある場合、対策済みの純正ケースに交換するか、特殊な工具の挿入箇所に防止金具を取り付けることで、防犯性を向上できます。

まとめ

玄関ドアは、空き巣に狙われやすい場所のひとつです。

玄関ドアに防犯対策を施すことで、より防犯に強い環境を作ることもできます。

また、玄関ドア自体を防犯に強いドアへリフォームすることでも玄関の防犯性を高めることができるでしょう。

おすすめコラム記事