省エネ地域区分とは何?どんな窓を選べば良い?

2026.03.20

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省エネ地域区分ごとに求められる断熱性能等が違ってきます。

この記事では、そんな省エネ地域区分とどのような窓を選べば良いのかについて解説していきます。

省エネ地域区分とは?

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省エネ地域区分とは、日本全国を気候条件ごとに8つに分け、それぞれの地域に適した断熱性能の基準を定めたものです。

寒さの厳しい地域と温暖な地域では、必要な断熱性能が異なるため、地域ごとに適切な基準が設けられています。

省エネ地域区分の基本

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省エネ地域区分は、数字が小さいほど寒冷地、大きいほど温暖な地域を表します。

・1〜2地域:北海道などの厳寒地

・3〜4地域:東北・長野などの寒冷地

・5〜6地域:関東・関西などの温暖地

・7地域:九州南部

・8地域:沖縄

この区分によって、住宅に求められる断熱性能(UA値)や日射遮蔽性能(ηAC値)が変わるのです。

例えば、寒い地域では「熱を逃がさない性能」が重視され、暖かい地域では「日差しを遮る性能」も重要になります。

なぜ窓選びが重要なのか

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住宅の断熱性能において、最も熱の出入りが大きいのが「窓」です。

一般的に、家全体の中で熱損失の約50%以上が窓から発生すると言われています。

つまり、どれだけ壁や天井の断熱材を強化しても、窓の性能が低ければ意味がありません。

逆に言えば、窓を適切に選ぶことで、住宅の快適性と省エネ性能は大きく向上します。

地域区分ごとの窓の選び方

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1〜2地域(北海道などの寒冷地)

この地域では、とにかく「断熱性能の高さ」が最優先です。

おすすめの仕様:

・トリプルガラス(3層ガラス)

・樹脂サッシ(アルミは避ける)

・Low-Eガラス(断熱タイプ)

外気温が極端に低くなるため、室内の熱を逃がさない設計が不可欠です。

窓からの冷気を防ぐことで、室内の快適性が大きく向上します。

3〜4地域(東北・内陸部)

寒さが厳しいため、基本的には高断熱仕様が必要です。

おすすめの仕様:

・トリプルガラスまたは高性能ペアガラス

・樹脂サッシ

・Low-Eガラス

この地域ではコストと性能のバランスも重要になりますが、可能であればトリプルガラスを選ぶことで、暖房効率が大きく改善します。

5〜6地域(関東・関西など)

日本で最も住宅が多いエリアで、断熱と遮熱のバランスが重要です。

おすすめの仕様:

・ペアガラス(Low-E複層ガラス)

・樹脂サッシまたは樹脂アルミ複合サッシ

・方位に応じたガラス選定(南面は日射取得型など)

冬の断熱性能に加え、夏の日射対策も重要になります。

窓の向きによってガラスの種類を変えるのが理想的です。

7地域(九州南部)

温暖で日差しが強いため、「遮熱」が重要になります。

おすすめの仕様:

・遮熱タイプのLow-Eガラス

・ペアガラス

・日射遮蔽を意識した設計

冷房効率を高めるため、日射をどれだけ抑えるかがポイントとなります。

8地域(沖縄)

一年を通して冷房が中心となる地域です。

おすすめの仕様:

・遮熱性能の高いガラス

・日射遮蔽重視の窓設計

・通風を考慮した配置

断熱というよりも、「熱を入れない設計」が最優先です。

断熱等性能等級との関係

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窓選びは「断熱等性能等級」とも密接に関係しています。

現在は2025年の法改正により、すべての新築住宅で「断熱等性能等級4以上」が義務化されています。

ただし、これはあくまで最低基準です。

より快適な住まいを目指すなら、

・等級5(ZEHレベル)

・等級6(高断熱住宅)

・等級7(最高水準)

といった上位等級を目指すことが推奨されています。

これらの等級を達成するためには、高性能な窓の採用がほぼ必須です。

高断熱窓がもたらすメリット

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窓の性能を高めることで、以下のようなメリットが得られます。

室温が安定する

外気の影響を受けにくくなり、冬でも暖かく、夏でも涼しい室内環境を維持できます。

光熱費の削減

冷暖房効率が向上し、エネルギー消費を抑えることができます。

ヒートショック対策

部屋間の温度差が減り、健康リスクの低減につながります。

結露の防止

窓の断熱性能が高いほど結露が発生しにくくなり、カビや腐食のリスクも軽減されます。

まとめ

省エネ地域区分は、住宅の断熱性能を決める重要な基準であり、窓選びにも大きく関わっています。

・地域によって求められる性能が異なる

・窓は断熱性能に最も影響する要素

・高性能窓は快適性・省エネ・健康に直結する

これからの家づくりでは、「最低基準を満たす」だけでなく、「より快適な性能を目指す」ことが重要です。

その第一歩として、自分の地域区分を正しく理解し、それに合った窓を選ぶことが、後悔しない住まいづくりにつながります。

参考URL
断熱等性能等級 | YKK AP株式会社

省エネ地域区分とは?地図と一覧で断熱基準を解説 – 在住ビジネス株式会社

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