冬に怖いヒートショック!窓で対策できる?

2024.01.21

画像出典元

冬に怖いのがヒートショックです。このヒートショックですが窓から対策を打つことができます。この記事ではそんな窓から行えるヒートショック対策について解説していきます。

ヒートショックとは

画像出典元

ヒートショックは気温変化や室温の差に伴い、血圧の乱高下が心臓や血管に悪影響を及ぼし、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こす現象です。

統計によれば、交通事故による死亡者数を大幅に上回る14,000人がヒートショックで亡くなっています。

ヒートショックは主に冬場に発生しやすい現象です。例えば、暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、更に浴室に入浴する際に発生します。

このように急激な温度変化を伴う移動過程で寒冷刺激により血圧が上昇し、浴槽に入ることで急激な温まりが生じ、その後に血圧が急降下します。

特に10℃以上の温度差がある場所での発生が危険視され、注意が必要です。

ヒートショックは11月から2月までの時期が多発し、寒冷な浴室や脱衣所での長時間の入浴がリスクとなります。

昔ながらの日本家屋や温泉施設などでは床がタイルであることや、暖房設備がない場所も多く、これらの状況では温度差が大きくなりやすいため、特に警戒が必要です。

また、トイレでもヒートショックを引き起こすケースがあるため、お風呂以外でも温度変化には留意が必要です。

ヒートショックは高齢者や疾患を持つ人ほど注意

画像出典元

ヒートショックは高齢者、動脈硬化の兆候がある人、肥満や不整脈の人、暖房設備のない浴室での入浴などで発生しやすい傾向にあります。

特に以下に当てはまるような人は、注意が必要です。

・65歳以上の高齢者

・高血圧や糖尿病、動脈硬化の症状がある

・肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈の症状がある

・浴室に暖房設備がなくかなり寒い

・一番風呂や熱い風呂を好む

・飲酒後の入浴をよく行う

・長風呂の傾向があり30分以上お湯に入っている事がある

これらに該当する場合、ヒートショック対策を行いながら入浴することが重要です。

家族が高齢者であれば、入浴中の安全を確認するよう心掛けましょう。

簡単にできるヒートショック対策は?

画像出典元

ここでは、日頃からできるヒートショック対策について解説していきます。

浴槽のお湯はぬるめに

熱いお湯に入る事で急激に血圧が下がってしまうため、浴槽に張るお湯は41℃くらいのぬるめのお湯にすると良いでしょう。

浴室はあらかじめ温める

浴室にシャワーでお湯を撒いたり、入浴前に浴槽の蓋を開けておく事で浴室を温めておくことができます。

入浴前には水分を摂る

入浴中には、汗をかなりかくため身体の水分が失われていきます。

そのため、入浴前には意識的に水分補給をしましょう。

部屋移動の際は温かい格好で

温かい部屋から寒い場所に移動する場合は、上着などを1枚羽織り温かい格好をして移動しましょう。

夕飯直後の入浴は避ける

食後1時間以内は血圧が下がりやすくなると言われているため、夕飯直後の入浴は避けるようにします。

脱衣場など寒い場所は温めておく

身体を急激な温度変化にさらさないよう、ストーブやファンヒーターを置いておき脱衣場を温めておくとヒートショック対策になります。

窓から見たヒートショック対策は?

画像出典元

ヒートショック対策は、窓を変えることでも可能です。

お家の窓やドアからは、多くの熱が出入りし冬にはおよそ50%もの熱が逃げてしまうと言われています。

特に窓がアルミサッシであったり、単板ガラスなどの断熱性能が低い窓であると冬のお家の温度はどんどん下がっていってしまいます。

ヒートショックの原因は、温かい場所から急激に寒い部屋に行くなど大きな温度変化で発生するため、断熱性能の高い窓を導入する事でお家の温度を保つことにより対策を打つ事が可能です。

開口部の断熱性を高めるために、窓のリフォームをする場合大掛かりな工事は必要なく簡単にできます。

熱を通しにくい樹脂フレームに変更したり、内窓をもうひとつ取り付ける事で断熱性を高める事が可能です。

このような対策をする事で、浴室や脱衣場と居室の温度差を解消する事ができヒートショックによる事故を防ぐ事ができます。

しかし、ヒートショック対策が万全だとしても浴槽で事故が起きないとは限りません。

事故が起こった際人を運び出したり、出入りがしやすいよう窓や浴槽のドアはなるべく断熱性が高く、取り外しやすいものを採用するようにしましょう。

おすすめの断熱窓

ここでは、おすすめの断熱窓をご紹介していきます。

マドリモ 樹脂窓 浴室仕様

画像出典元

1窓あたり約2時間から半日で施工する事が可能です。

アルミサッシから樹脂サッシの窓に変更する事で、窓を原因とする浴室の冷え込みを防ぐ事ができます。

マドリモ 内窓 プラマードU 浴室仕様

画像出典元

1窓あたり約1時間で施工する事が可能です。

今ある窓の内側に取り付けるため、二重窓を簡単に作る事ができます。

樹脂製なので窓からの冷気を抑える事ができ、浴室の冷え対策にもなります。

まとめ

ヒートショックは高齢者ほど怖い症状を引き起こすため、対策が必要です。

ヒートショック対策として窓を見直すことを検討してみてはいかがでしょう。

おすすめコラム記事