窓のシャッターはどんな効果があるの

2023.07.16

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台風などの災害や防犯の観点から窓シャッターが注目されています。この記事では、そんな窓シャッターの効果をメリットなども交えながら解説していきます。

台風被害の観点からみたシャッターの効果

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台風被害の観点からみたシャッターの効果はどのようなものなのでしょう。

ここからは、台風被害の観点から見たシャッターの効果について解説していきます。

台風で窓が割れると?

近年、大型の台風が多くの被害を出しています。ここ数年の傾向として、海面の水温上昇により台風自体のパワーが衰える事なく日本列島に上陸しており、今後もその傾向が続くと予想されているようです。

そんな大型台風に対するお家の弱点となるのが、お家の中でも1番薄い部分となる窓です。窓は壁などに比べると圧倒的に強度が低いと言えます。竜巻が発生した影響で屋根が飛ばされてしまった時もまず初めに窓ガラスが割れてしまい、そこから家の中に空気が一気に入り込んでしまって屋根が持ち上げられ飛ばされてしまったケースが少なくありません。

また、台風は様々な飛来物をもたらし窓に関しては小石ひとつでも当たれば割れてしまう可能性が非常に高いです。飛来物によって窓が割れると家の中にガラスが飛び散ってしまいます。窓ガラス1枚が割れただけでも家の中はめちゃくちゃになってしまい、破片で大怪我をする可能性もあるでしょう。

台風に対するシャッターの効果は?

台風時に窓を守る対策としては、飛来物からガラスを守る事が重要です。小石ひとつでも窓ガラスは割れてしまう可能性があるので、とにかく台風時には窓をむき出しにしておかないということを心がける必要があります。

特に台風時に割れやすいのが、2階の窓です。1階の窓は防犯の観点から雨戸やシャッター、格子などが付いているケースが多いのですが、2階は侵入しづらいことからシャッターなどは付けられていないお家が多いです。そのため飛来物によって、ガラスが割れる被害も多く見受けられます。

台風後に窓ガラスが割れたケースを見ると、やはりシャッターが付いていれば被害を防げた事例はいくつもあります。

そういったところからも台風の被害を防ぐために、シャッターをしておくということは有効な対策であると考えられるでしょう。

また、台風に強い耐風シャッターというものもあります。ここ数年大きな被害を出している台風対策としてYKKAP株式会社は、『耐風シャッターGR』を販売しています。標準的なシャッターがS-3(風速51m/s程度)まで耐えられるのに対して『耐風シャッターGR』は、S-5(風速62m/s程度)まで耐えられる仕様です。

飛来物への耐久性もあり、2kgの木材が秒速12.2m(時速44km)でぶつかっても貫通しない作りになっています。

一般的に台風の暴風域の風速は25m/s以上と言われていますが、S-5まで耐えられるのであれば十分だと言えるでしょう。

防犯面から見たシャッターの効果

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防犯面から見ると窓にシャッターを付けることはとても効果があると言えます。

特に一戸建ての場合は、隣の家との距離が離れていたりブロック塀で囲まれていると周りから見づらいため空き巣の被害に遭いやすくなります。

空き巣はありとあらゆる方法を使って窓ガラスを破り侵入してくるため、シャッターを閉める事で窓ガラスを破られにくくなり防犯対策になるでしょう。

また、2階窓にもシャッターを付けておくことで防犯性が高まります。

その他シャッターのメリット

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ここらからは、防犯防災以外でシャッターのメリットを解説していきます。

防音効果

シャッターを閉めることにより期待できるのが防音効果です。窓はお家の中でも1番薄い部分ですから、外からの音も通しやすいと言えます。

シャッターを閉めることにより窓と外の空間に物理的な隔たりができるので、むき出しの窓よりも騒音をシャットアウトすることができます。

遮光効果

シャッターを閉める事で眩しい太陽の光を遮断することが可能です。

特に寝室の窓やベランダにシャッターがあると光を遮る事ができるので、快適な睡眠が期待できます。夜勤があって昼間寝なくてはいけないという人にはかなりおすすめです。

YKK APの耐風シャッターはどのようなもの?

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YKKAPの耐風シャッターは、耐風圧性能を高める技術と工夫が惜しみなく投入されたシャッターです。

台風などの強風でシャッターが外れたり壊れやすい場所を徹底的に検証してあり、優れた耐風圧仕様で防災、減災効果を発揮できるようになっています。

標準的なシャッターの2ランク上をいく耐風性能を備えており2kgの木材が時速44kmでぶつかっても貫通しません。

また、シャッターを支えるための横桟・耐風ポールでさらに安心できます。このポールは脱着が可能です。

まとめ

7月から10月くらいまでのこれからの時期は台風が増えてくる時期です。窓ガラスにシャッターを付けて被害を最小限に抑え、お家を守っていきましょう。

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