防犯性の高い玄関ドアとは?

2025.02.16

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防犯性の高い玄関ドアとは、どのようなドアのことを指すのでしょう。

この記事では、そんな防犯性の高い玄関ドアについて解説していきます。

玄関は侵入盗の主な侵入経路

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住まいへの侵入盗は、玄関や勝手口などの表出入口からが多いです。

警察庁のデータによると、一戸建て住宅では約21.3%の侵入盗が玄関や勝手口を経由しています。

このことから、侵入をためらわせるような玄関対策が非常に重要であることが分かります。

玄関の防犯対策として、カギ穴が見えないハンドルのドアを選ぶことが有効です。

例えば、スマートコントロールキーを採用したドアは、シリンダーカバーによってカギ穴が隠されているためピッキングの対象になりにくくなります。

このようなドアを選ぶことで、侵入者が鍵をこじ開ける時間を稼ぎ、侵入を困難にすることが可能です。

防犯性の高い玄関ドアの特徴

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防犯性の高い玄関ドアは、侵入盗を防ぐために重要な役割を果たします。

以下に、特に効果的な防犯対策を施した玄関ドアの特徴を紹介します。

複数の錠前

玄関ドアに2つ以上の錠前がついていることは、非常に効果的な防犯策です。

複数の鍵が設置されていることで、侵入者は解錠に時間がかかり犯行を諦める可能性が高くなります。

最近では、最初から2つの鍵が装備された玄関ドアもあり、追加で補助錠をつけることでさらに防犯性を高めることができます。

サムターン回し対策がある

サムターン回しは、ガラスを割って手を差し入れサムターンを回すことで解錠する手口です。

この対策として、防犯サムターンを使用したドアや郵便受けカバーなどが有効です。

サムターン回しを防止することで、簡単な侵入を防ぐことができます。

ピッキングに強い鍵が付いている

ディンプルシリンダー錠やロータリーディスクシリンダー錠は、ピッキングに非常に強い鍵です。

これらの鍵は複雑な構造を持っており、ピッキングで簡単に解錠されることがありません。

また、鍵穴も強化されているため、破壊されにくく防犯性が高まります。

ガードプレートの装備

ガードプレートが装備されているドアは、ドアの隙間からバールやドライバーを差し込んでこじ開ける手口に強いです。

ガードプレートはドアとフレームの隙間を塞ぐ役割を果たし、こじ開けを難しくします。

このようなドアは物理的に侵入を防ぐ効果が高いです。

玄関ドア周辺のガラス対策

玄関ドア周辺に設置された防犯ガラスや防犯フィルムは、ガラスを割っての侵入を防ぐ重要な対策です。

防犯ガラスは割れにくく、万が一割れても破片が飛散しないため侵入者は時間がかかり、犯行を諦めやすくなります。

防犯フィルムもガラスを破壊しにくくすることが可能です。

YKK APの防犯ドア関連商品

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ここらからは、YKK APの防犯ドア関連商品について紹介していきます。

Low-E防災安全合わせ複層ガラスと複層ガラス

玄関ドアにガラスを使用する場合、一般的な単板ガラスでは防犯性が十分とは言えません。

そこで、破壊されにくい構造を持つ「Low-E防災安全合わせ複層ガラス」や「複層ガラス」を採用したドアが推奨されます。

Low-E防災安全合わせ複層ガラス

このガラスは、2枚の板ガラスの間に厚みのある中間膜(フィルム)を挟み、加熱・圧着して製造されています。

中間膜があることで、万が一ガラスが割れた場合でも破片が飛び散りにくく、安全性が高いです。

また、こじ破りなどの強い衝撃にも耐えられるため防犯性が高くなります。

さらに、Low-E(低放射)加工により、遮熱性や断熱性にも優れており快適な住環境を維持する効果も期待できます。

複層ガラス

複層ガラスは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を密閉した構造を持つガラスです。

これにより、断熱性能が向上し結露の発生を抑える効果もあります。

また、ガラスを破るのに時間がかかるため、侵入者にとっては大きな障害となり防犯性が高いです。

ガラス破片を取り除きにくい特性もあり、ガラス破りによる侵入を困難にします。

スマートコントロールキー

スマートコントロールキーは、リモコン操作で施錠・解錠ができるシステムを搭載した玄関ドアです。

このシステムは、不正解錠を防止する機能があり1つ目のカギが不正に解錠された場合、50秒以内に2つ目のカギを解錠しなければ自動的に上下2つのカギが再ロックされる仕組みになっています。

この機能により、侵入者がピッキングや不正解錠を試みた場合でもドアが再びロックされ、侵入を阻止することが可能です。

スマートコントロールキーを搭載することで、より高い防犯性を確保しながら利便性も向上します。

まとめ

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防犯性の高いドアを選ぶ際には、侵入者が嫌がるデザインや構造を意識することが重要です。

適切なドアを選び、確実に施錠を行うことで侵入リスクを軽減し、より安心して暮らせる住まいを実現できるでしょう。

参考URL
防犯性の高い玄関ドアって?その特徴や自分でできる対策をご紹介|セゾン暮らしの大研究

防犯配慮|玄関ドアの教科書|YKK AP株式会社

便利で防犯性の高い玄関ドアにしたい|玄関リフォームから探す|リフォーム|YKK AP株式会社

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