谷保天満宮で旧車祭が開催!どんなイベント?

2024.11.30

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谷保天満宮では、12月8日(日)に旧車祭りが開催されます。

この記事では、そんな谷保天満宮の旧車祭りについて解説していきます。

谷保天満宮旧車祭りとは

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谷保天満宮旧車祭りは、日本初のガソリン自動車遠乗会であり、今年で116周年を迎える歴史のある会です。

当日は、戦前のモデルから昭和時代に人気を博したスポーツカー&クラシックカーなど、世界の歴代名車、旧車がなんと190台集結し大いに盛ります。

谷保天満宮の境内では、タクリー号子供神輿や日本国内初のガソリン自動車である実動タクリー号のレプリカも展示される予定です。

また、5年ぶりに開催される東京発動機愛好会の有志による圧巻の運転パフォーマンスも注目ポイントとなっています。

さらには、大学通りスタバ前と第一会場のJA東京みどりの間を2人まで乗車可能になっているトゥクトゥクが運行しています。

無料のシャトルバスとなっていますので、ぜひ乗ってみてはいかがでしょう。

谷保天満宮で旧車祭りが行われる理由は?

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谷保天満宮で旧車祭りが行われる理由は、その神社が日本の自動車史において重要な役割を果たした特別な場所であることが由来です。

1908年(明治41年)8月1日、有栖川宮威仁親王殿下を先導に日比谷公園から谷保天満宮を目的地とした「自動車遠乗り会」が開催されています。

これは日本で初めて行われた長距離自動車ツアーであり、参加者は軍人や政財界の重鎮、新聞記者など当時の日本の先進的な層が揃っていました。

この遠乗り会では、参加者が昼食会のために谷保天満宮の梅林を訪れ帰路の無事を祈願しました。

この祈願がきっかけとなり、谷保天満宮は「交通安全祈願発祥の地」としての地位を確立することとなります。

また、遠乗り会を記念して建立された「有栖川宮威仁親王殿下台臨記念碑」が現在も梅林に残り、その歴史的重要性を物語っています。

記念碑がきっかけとなり、地元の有志や自動車愛好家が自動車史を再発見し2008年には遠乗り会から100周年を記念して歴史を再現するイベントが開催されました。

このイベントを契機に旧車祭りが定着し、現在では100台を超えるクラシックカーが集う国立市の名物イベントとなっています。

祭りは、谷保天満宮の交通安全祈願の歴史を伝えるとともに自動車文化を祝う場として多くの人々に親しまれています。

開催詳細

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開催日・時間

2024年12月8日(日)10:00~15:00

会場と時間

・第1会場:JA東京みどり富士見台支店駐車場(10:00~14:00)

・第2会場:(株)遠藤組駐車場(10:00~14:00)

・第3会場:谷保天満宮境内(10:00~14:00)

・国立・大学通り近乗会:(14:00~15:00)

観覧料金

全会場で無料

アクセスシャトル

大学通りスターバックス前と第1会場(JAみどり)を結ぶ無料トゥクトゥクシャトル運行(9:30~15:00、12:00~13:00は運休)発車時間は不定期です。

主催・後援・協力

・主催:Automobile Club Japan

・後援:国立市観光まちづくり協会

・協賛:アトムデジタル

・協力:国立市、谷保天満宮、JA東京みどり、(株)遠藤組、国立市東四丁目祭礼委員会

お問い合わせ

実行委員長 是枝正美

TEL & FAX: 042-574-9907

携帯: 090-3137-7854

メール: 1908acj@gmail.com

過去の開催状況

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過去のイベントでは、約115台ものクラシックカーやスーパーカーが一堂に会し境内や周辺地域を彩りました。

展示車両には、昭和や平成の時代を代表する名車や希少なモデルも多く含まれており大人には懐かしさを、子どもには初めて見る車の新鮮な驚きを与える場となりました。

また、主な展示は下記の通りです。

「タクリー号」の特別な展示

谷保天満宮旧車祭りの象徴的な存在として知られる「タクリー号」は、1908年の日本初の遠乗会に使用された国産吉田式自動車を元にしたレプリカです。

この車両は、オートモービル・クラブ・ジャパン(ACJ)の主導で復元され2012年に完成。

以降、同イベントにおいて重要な存在として展示されクラシックカー文化の象徴として愛されています。

交通安全祈祷とパレードラン

展示車両が神主による交通安全祈祷を受ける特別な時間が設けられており、多くのオーナーが愛車とともに祈祷を受けていました。

国立市内を巡るパレードランが実施され、沿道には多くの観客が集まり旧車の優美な走行を楽しみました。

このパレードは、地域の住民とクラシックカーが一体となる瞬間を演出し祭りをさらに盛り上げる要素となっています。

会場ごとの特色

複数の会場は、それぞれ特色ある車両が展示されており第2会場では、スバル360ヤングSSやフィアット500といった日本車・海外車のコンパクトカーが注目を集めました。

特にスバル360ヤングSSは、軽自動車ながらスポーツモデルとして高性能を発揮し観客の興味を惹いていました。

まとめ

歴史とロマンあふれるクラシックカーが織りなす一日をぜひお楽しみください。

参考URL
谷保天満宮旧車祭

クラシックカーイベント「谷保天満宮旧車祭」の会場から

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