空き巣にガラスを破られた!どんな破り方と対策がある?
2024.10.20
空き巣は、しばしばガラスを破ってお家の中に侵入してきます。
この記事では、そんな空き巣のガラスの破り方や対策について解説していきます。
空き巣が行う窓の破り方
空き巣が用いるガラスの破り方には、どのようなものがあるのでしょう。
ここからは、空き巣が行う窓ガラスの破り方について解説していきます。
焼き破り
焼き破りは、バーナーを用いてガラスを加熱した後に水や冷却スプレーをかけて急に冷やす手法です。
ガラスは急激な温度変化に非常に弱いため、この方法で簡単に割ることができます。
特徴
- 音がほとんどしない: 焼き破りは静かに行えるため周囲に気づかれるリスクが低くなります。
- 迅速な実行: 手際よく15~20秒で行えるため短時間での侵入が可能です。
この方法は特に被害が多く、経験豊富な泥棒はこの技術を駆使して侵入します。
こじ破り
こじ破りは、マイナスドライバーや類似の器具を窓とサッシの隙間に差し込み、鍵の近くのガラスだけを小さく割る手法です。
割れた部分から手を入れて鍵を開けることができ、音も比較的小さいため周囲に気づかれにくいのが特徴です。
特徴
- 簡単な手法: 特別な器具は必要なく、身近にある道具で行えます。
- 迅速さ: この手法も非常に速く行えるため、急いでいる際にも使われることが多いです。
こじ破りは窓だけでなく、扉にも応用されることがあり特に注意が必要となります。
打ち破り
打ち破りは、ドライバーやバールなどを使いガラスに強い衝撃を与えて割る手法です。
この方法は非常に大きな音が出るため周囲に気づかれるリスクがありますが、その分短時間での侵入が可能となります。
特徴
- 音が大きい: 侵入の際に注意を引くため、周囲に気づかれる可能性が高いです。
- 大胆な侵入方法: この手法は特に大胆な侵入時に使われることが多く、周囲に人がいない場合に選ばれる傾向が強いです。
侵入されやすい窓の特徴
泥棒が狙いやすい窓には、いくつかの共通する特徴があります。
ここからは、そんな侵入されやすい窓について解説していきます。
防犯性能が不十分な窓
一般的なフロートガラスや複層ガラスは防犯性能が低く、簡単に割られる可能性が少なくありません。
フロートガラスは衝撃に対して脆弱であり、人が触れただけで割れてしまうこともあります。
強化ガラスも見かけよりも脆弱で、適切な道具を使えば簡単に破られることがあります。
視界が遮られた位置にある窓
泥棒は人目につかない場所を好むため、植え込みやバルコニーに隠れた窓が特に狙われやすいです。
視界を遮る伸びた枝や茂みがある場合、それらを定期的に剪定することで泥棒にとって侵入しにくい環境を作ることができます。
また、バルコニーには照明を設置することで視認性を高めることが効果的です。
トイレや浴室の窓
トイレや浴室の窓は、換気目的で開けていることが多く特に狙われやすいです。
小さな窓は「こんな窓から侵入されることはないだろう」と油断しがちですが、泥棒はその隙を狙います。
外出時には必ず施錠を確認する習慣を身につけることが重要です。
空き巣対策
空き巣からの侵入を防ぐためには、いくつかの効果的な対策があります。
ここからは、そんな空き巣からの侵入を防ぐための対策について解説していきます。
防犯ガラスの導入
防犯性能の高いガラスを使用することで、侵入を困難にすることが可能です。
防犯ガラスは、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟んでいるため強い衝撃を受けても簡単には割れません。
このガラスを使用することで侵入までの時間を稼ぐことができます。
泥棒にとって時間がかかるのは致命的であり侵入を諦める要因となります。
防犯フィルムの使用
防犯フィルムを窓の内側に貼ることで、ガラスの強度を高めることが可能です。
このフィルムは全体に貼るものや特定の部分に貼ることができ、少ない衝撃では割れないため泥棒にとって静かに侵入することが難しくなります。
ガラス飛散防止や目隠し効果もあり、コストパフォーマンスが良いのも魅力です。
窓用センサーライトの設置
人感センサーを搭載した窓用ライトは、近づく人に反応して明るく照らします。
これにより、不審者の行動が目立つようになり泥棒にとって大きなプレッシャーとなるでしょう。
また、防犯ステッカーやダミーカメラを設置することでさらなる効果が期待できます。
補助錠の設置
窓に補助錠を取り付けることで、侵入の難易度を上げることが可能です。
「ワンドア・ツーロック」の原則を採用し、外から見えにくい位置に設置することで泥棒が犯行を思いとどまる可能性が高まります。
面格子の取り付け
スチール製の面格子を取り付けることで、外からの侵入を防ぐことができます。
ただし、面格子によっては外すことが比較的容易にできるものもあるため選ぶ際には強度の高いものを選ぶことが重要です。
まとめ
空き巣はさまざまな方法で窓を破り、侵入してきます。
しっかりとした対策を講じることで、被害を未然に防ぐことが可能です。
そのため防犯性能の高い窓やセキュリティ設備を導入することが重要です。
安全な暮らしを守るために、ぜひこれらの対策を検討してみてください。
参考URL焼き破り、こじ破り、打ち破りとは?ガラス破りの手段と対策 | セキュアル防犯ナビ
焼き破りには防犯ガラスで対策|ALSOK
侵入されやすい窓の特徴とは?窓破りの手口を知って有効な防犯対策を