窓ガラスにできる台風・ゲリラ豪雨対策は?

2024.07.21

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7月にもなると台風が発生し始めたり、ゲリラ豪雨に襲われたりし始めます。

この記事では、そんな台風・ゲリラ豪雨対策を窓にフォーカスして解説していきます。

何が原因で窓ガラスが割れる?

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台風やゲリラ豪雨が起こると何が原因で窓ガラスが割れてしまうのでしょう。

ここからは、そんな窓ガラスが割れる原因について解説していきます。

飛来物

台風による窓ガラスの破損で最も一般的な原因は飛来物です。

台風の強風によって様々な物体が飛ばされ、それが窓ガラスに衝突することで割れてしまいます。

例えば、ベランダや庭に置かれていたプランターや物干し竿、屋根の瓦、ゴミ、木片、さらには屋外看板などが飛来物として考えられます。

これらの物体は、特に重量がある場合、窓ガラスに強い衝撃を与え、簡単に破損させてしまう力を持っています。

そのため、台風の際には飛来物の対策が非常に重要です。

風圧

風圧による窓ガラスの破損も原因として挙げられます。

風圧で窓ガラスが割れるケースは少ないものの、発生することがあります。

特に、窓を閉め忘れてしまうと、外部と内部の気圧差が生じ、これが原因で窓ガラスが割れてしまうことがあるでしょう。

台風の接近時には、すべての窓がしっかりと閉まっているか、鍵がかかっているかを確認することが重要です。

気圧差による破損は防げる場合が多いため、事前の対策が効果的です。

台風やゲリラ豪雨の窓ガラス対策は?

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台風やゲリラ豪雨から住宅を守るためには、窓ガラス対策が不可欠です。

ここでは、強化複層ガラスや防犯複層ガラス、シャッター、雨戸といった対策について紹介していきます。

強化複層ガラス

強化複層ガラスは、乾燥空気やガスを封入した2枚以上のガラスから成り、割れても細かい粒状になって怪我を防ぐことが可能です。

風圧に強く、通常のガラスよりも3~5倍の耐風圧強度を持ちます。

防犯複層ガラス

防犯複層ガラスは、ガラス間に特殊中間膜や板を入れたもので、防災面でも有効です。

飛来物で割れても破片が飛散しにくく、高い耐貫通性があります。

シャッター

シャッターは窓ガラスを守る効果的なものです。

電動シャッターなら、ボタン一つで簡単に操作でき、見た目もスッキリします。

またシャッターと機能ガラスの併用で、台風対策を強化することができます。

雨戸

雨戸も窓ガラスを守る手段として有効です。

引き違い方式であり、シャッターよりも安価ですが、開閉時に窓を開ける手間があります。

簡単にできる窓ガラスの対策は?

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窓ガラス自体を変えたり、シャッターを取り付けるのはハードルが高いという人も少なくないでしょう。

ここからは、そんな人のために簡単にできる窓ガラスの対策をご紹介していきます。

養生テープやガムテープを貼る

窓に養生テープやガムテープを貼る方法は、簡易的な窓ガラスの対策にうってつけです。

窓ガラスに「米」の字型にテープを貼り、その周囲を囲むように窓枠に沿って貼ることで、ガラスが割れた際の飛び散りを抑えます。

ちなみに養生テープは剥がしやすく、粘着跡が残りにくいため、ガムテープよりもおすすめです。

ただし、この対策はガラスの強度を高めるものではないため、飛来物による破損を防ぐことはできません。

ダンボールを窓に貼る

段ボールを窓に貼る方法も簡易的な窓ガラスの対策になります。

窓の内側からガムテープを使って段ボールを貼り付けることで、割れたガラスの飛散を防ぐことができます。

段ボール同士が重なる部分にもガムテープを使ってしっかりとつなげましょう。

この方法もガラスが割れるのを防ぐものではなく、破損時の飛散を抑えるための対策です。

飛散防止フィルム

飛散防止フィルムを貼る方法も簡単に行える窓ガラス対策です。

飛散防止フィルムはガラスが割れた際に破片が飛び散らず、フィルムにくっつくため、被害を最小限に抑える効果があります。

フィルムはホームセンターやインターネットで購入でき、DIYで貼り付けることも可能です。

貼り付けの手順としては、まずガラスをきれいに拭き、洗剤水を霧吹きで窓にたっぷりかけてからフィルムを貼り、ヘラやスキージーで水を抜いていきます。

最後にフィルムをカットし、周りの水気を吸い取ります。

飛散防止フィルムはガムテープよりも効果が高いですが、フィルム自体の値段が比較的高い点がデメリットです。

また、窓の種類によっては熱割れ現象が起きることもあります。

台風による窓ガラスの割れは火災保険が使える

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台風などの影響で飛んできた飛来物や強風の風圧で窓ガラスが割れた場合、火災保険の風災補償でカバーすることが可能です。

また、台風やゲリラ豪雨ではその割れた窓から雨が吹き込んできます。

その雨で生じた被害も風災補償でカバーすることが可能です。

まとめ

窓ガラスが割れ、飛散すると大きな怪我につながってしまうこともあります。

台風シーズンに入る前に早めの対策をしておくとよいでしょう。

参考URL
台風に強い窓ガラスの選び方とは。大型災害にも負けない安全対策を考えよう – Live-Rary (housing-messe.com)

「窓ガラスに養生テープ」の台風対策が実は効果なし!? YKK APに聞いた“窓割れ対策”のポイントと今できる備え|FNNプライムオンライン

台風が接近する前に「窓ガラス」の対策を!補強方法やおすすめ商品を紹介 | CHINTAI情報局

窓ガラスが割れた・割ってしまった場合、火災保険は使える? – 火災保険の比較インズウェブ (insweb.co.jp)

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