紫外線は窓からも入ってくる!窓を見直して夏の紫外線対策を!
2023.08.30
紫外線は窓を通してお家の中にも入ってくる厄介者です。紫外線は、目や肌にダメージを与えます。この記事では、窓を見直すことでできる紫外線対策について解説していきます。
そもそも紫外線とは?
紫外線は太陽から地球に届く光のひとつです。紫外線は、波長の長さによって3種類に分類されており波長の短い順に『UV-C』『UV-B』『UV-A』と呼ばれています。
それぞれ性質が異なるため、受けるダメージも異なります。
ひとつずつ性質を確認していきましょう。
UV-C
UV-Cは肌に直接当て続けると火傷のような症状を引き起こしてしまう紫外線です。
UV-AやUV-Bよりもさらに人体への影響が強い紫外線でもあり、目に当たると目やにが増えて目が開かなくなってしまったり結膜炎や角膜炎を発症する可能性もあります。
ただし、UV-Cはオゾン層などに全て吸収され地表に届かないため対策の必要はありません。
UV-B
UV-BはUV-Cと同じでほとんどがオゾン層などで吸収されますが、一部は地表に到達し人体にも影響を与えます。
皮膚細胞のDNAを傷つけるなど細胞レベルでの悪影響があり、対策をしないと炎症やシミの原因となってしまいます。
また、目の表面にも影響を与えたり皮膚がんの原因にもなっていると言われており日頃から対策が必要です。
UV-A
3つの紫外線の中で1番波長が長いため皮膚の奥深くまで到達します。
人間の皮膚の中でも表皮の奥にある真皮という部分にあるコラーゲンを破壊し、しわとたるみなどの原因になります。
また、UV-Aの一部は目の奥にある水晶体や網膜まで到達するため白内障の原因とも言われておりこちらも対策が必要です。
室内だから大丈夫は大間違い
太陽光から降り注ぐ紫外線は、3月から4月になると急激に量が増え始め6月から8月の夏本番になるとピークを迎えます。
カンカン照りのよく晴れた日はもちろん、曇りの日だとしてもよく晴れた日の半分くらいは紫外線が降り注ぎます。
近年では、美肌意識が高まり外出する時には日焼け止めを塗って紫外線対策をしたり日傘や帽子を常備する人が増えました。
ですが、家の中で紫外線対策をしている人はまだまだ少ないです。お家の中なら太陽光も入ってこないし、紫外線も大丈夫だと思っている人は多いでしょうがそんなことはありません。
紫外線の中でも1番波長が長いUV-Aは、深い部分まで到達するため窓ガラスやカーテンなどを通過してお家の中へと侵入してきます。
直射日光が当たる屋外の紫外線が100%とすると、日の当たる窓辺では紫外線が80%も入ってきます。
大きい窓や西日が入ってくるお部屋がある場合は対策が必要です。
紫外線は肌以外にも悪影響
紫外線は肌に対するダメージが強いイメージがあると思います。日焼けして赤く晴れてしまったり、水脹れになったりといった炎症を起こすなど肌には決して良いものだとは言えません。
また、長期的に見るとしみやたるみ、くすみなどといった肌トラブルの原因にもなるでしょう。
それ以外にも紫外線は、目に対してもダメージを与えます。
目は常に外部へと晒されているため、角膜や結膜へと直接ダメージを与えて充血や炎症を誘発します。
夏場の日差しが強い時期などでは、紫外線が増えるため肌以外にも目の紫外線対策が必要です。
窓周りを見直して紫外線対策
お家の中に侵入してくる紫外線のほとんどは、窓からだと言われています。そのため、窓を見直したり、窓周りで対策をすることによりお家の中の紫外線対策が可能です。
簡単な対策としては、紫外線カットカーテンを取り付けたり遮光カーテンでもある程度紫外線をカットすることもできます。
また、窓に直接貼るタイプの紫外線カットシートを設置したりデコボコで窓に貼ることが出来ない場合はUVカットができる溶剤を塗ることでも対策が可能です。
さらには、窓自体を紫外線カットの効果があるものに変えることも可能です。
次の章では、紫外線をカットできるおすすめの窓をご紹介していきます。
紫外線がカットできるおすすめの窓
紫外線がカットできる窓製品は多数ありますが、ここではYKKAPの窓製品の中からおすすめのものをご紹介していきます。
Low-E複層ガラス
Low-E複層ガラスは、ガラスの間に特殊な金属膜と空気の層を挟み込むことにより太陽の日射熱を50%以上カットし、紫外線も70%以上カットすることが可能です。
室内に侵入する紫外線をカットすることができれば、肌や目だけではなく西日の対策や紫外線を原因とする室内家具の色褪せも防いでくれます。
安全合わせ複層ガラス/防災安全合わせ複層ガラス
こちらの窓ガラスは、防犯ができるとともに紫外線のカットもすることができます。ガラスとガラスの間に樹脂中間膜が入っており、その膜のおかげで紫外線を99%カットすることが可能です。
まとめ
まだまだ日差しが強い日も続いていくため窓から入ってくる紫外線も侮ることはできません。
窓を見直して紫外線対策をしてみてはいかがでしょう。