住まいの困りごとから見たおすすめの窓リフォームは?
2023.08.15
窓はお家でも1番薄い場所でお家の困りごとも誘発しやすい場所です。この記事では、そんな窓に関する困りごとからみた窓リフォームについて解説していきます。
結露から見た窓リフォーム
結露とは、暖かくて湿った空気が冷やされることにより空気中の水が気体から液体に変わることです。
コップに冷たい水をそそぐとコップの外側が段々と曇り、水滴が付いていくことがしばしばありますがこれも結露の一例になります。
これと同じように、外の気温が低いのに暖房によってお部屋の温度が高くなっていると外の冷たい空気に影響されて壁や窓の内側に水滴がびっしりと付いてしまいます。
そうなると結露を原因として、室内の壁に水シミができてしまったりカビが発生してしまう原因にもなるでしょう。
このような悪影響を及ぼす結露を防止するには、複層ガラスという2層になった窓ガラスにするか内窓を取り付けて二重の窓にすると良いです。
また、一般的な窓サッシであるアルミサッシから熱を伝えにくい樹脂フレームタイプのサッシに変えることで結露の発生を少なくすることが可能です。
冷暖房の観点から見た窓リフォーム
窓は家の中でも1番薄い部分であり、熱が出入りしやすい場所だと言われています。冬は50%の熱が逃げ出し、夏に至っては74%もの熱が入り込んでいます。
暖房が効きづらい、冷房をかけても冷えるまで時間がかかるという場合窓の断熱をすることにより改善することが可能です。
窓の断熱リフォームには、結露の対策の時と一緒で複層ガラスや二重窓がおすすめです。複層ガラスや二重窓にすることで、外側の窓と内側の窓の間に空気の層ができるため冷たい外気の影響を受けにくくなります。
また、断熱のために窓をリフォームすることで冷暖房の効果が高まり結果的に電気代の節約にも繋がるためおすすめです。
最近でも電気代の高騰により、光熱費削減の観点から断熱窓リフォームを考えるご家庭も多くなっています。補助金も使える場合があるので、気になる人は気軽に相談してみると良いでしょう。
日差し対策から見た窓リフォーム
日差し対策は特に夏の大きな課題です。夏に入り込む熱の65%は日差しが原因とされており、いかに日差しを防ぐかによって冷房の効き目も変わってきます。
窓から入ってくる西日や夏の日差しは、入ってきた太陽光の熱だけでなく床に当たった熱が部屋の奥にまで反射していくなど部屋全体の温度を上げる原因になっています。
こういった日差しを避けるには、外付けのサンシェードやひさし、オーニングなどを取り付けてあげるのが効果的です。
また、窓ガラスを変えることでも日差し対策ができます。遮熱タイプの窓ガラスや窓ガラスの中にブラインドが入ったタイプの窓ガラスに交換することで効果的に日差しを遮ることが可能です。
YKKAPのLow-e複層ガラスの場合、太陽の熱線を約60%カットすることができ紫外線も76%カットしてくれます。
夏の冷房効果を高めてくれるため、節電効果もあるのでおすすめのリフォームです。
騒音対策から見た窓リフォーム
窓は熱だけではなく音の出入りも多い場所です。交通の多い大通りや空港の近く、商業地区や観光地であると窓から入ってくる騒音も多くなるでしょう。
かなりうるさい交差点であれば、騒音は80dB程度とされておりこれを日常生活で望ましいとされている40dBまで下げる必要があります。
このような騒音レベルを下げるには、二重窓にリフォームすることがおすすめです。内窓を取り付けることにより騒音レベルを下げることができ、騒音によるストレスを軽減することができます。
また、外から入ってくる音だけでなく内側からの音も軽減できるためワンちゃんの鳴き声やピアノの音などの音漏れ対策にもなるでしょう。
防犯面から見た窓リフォーム
空き巣に入られた戸建て住宅では、およそ6割もの住宅で窓からの侵入による被害に遭っています。
その中でも1番侵入されているのが、1階居室の窓です。侵入の手口として多いのが鍵の締め忘れですが、それに次いでガラス破りでの侵入も多くなっています。
鍵が閉まっていたとしても、ガラスを割って鍵を開けられてしまうことが多いようです。
空き巣に遭わないようにするためには、侵入をためらわせて、手こずらせて、諦めさせる窓ガラスに変える必要があります。
ガラス破り対策には、安全合わせ複層ガラスや防災安全合わせ複層ガラスが効果的です。2枚ガラスの間に中間膜が入っているため、割ろうとしてもヒビが入るだけで割れにくいという特徴があります。
また、二重窓は破るのに手間がかかるため狙われにくいです。
最近では窓の鍵を暗証番号式にして、ガラスを破られたとしても鍵が簡単に開かないようにできるものもあるためそういった窓に変えるのもおすすめです。
まとめ
窓リフォームをすることでさまざまな問題を解決することができます。
この機会にご家庭に合った窓リフォームを検討してみてはいかがでしょう。